高血圧と外食
高血圧では食事の摂り方は非常に重要です。ここでは高血圧治療に向けた外食の注意点と、塩分少なく栄養バランスの取れた外食が出来るようなポイントを考えてみるといいでしょう。
よく言われているように、外食は味付けの濃いものが多く、野菜は少な目、カロリーも高くて、高血圧の方には厳しいメニューがたくさんがあるのではないでしょうか。高血圧で一番注意しなければならない塩分も、カツ丼なら約7g、ラーメンなら6gと、高血圧治療で理想的とされる1日の摂取量・6gをたった一食で超えてしまうかもしれません。
外食は野菜が少ない事も問題なので、単品ではなく和風定食にすると栄養バランスも良くなりますけれども、お漬物やこってりした煮物などの塩分が高い物を避けて、野菜サラダを選ぶのがポイントです。また、高血圧は肥満からの影響も強いので、揚げ物は避けたいところで、どうしても揚げ物が食べたい場合は衣を外して食べるとカロリーダウンになると思います。高血圧ではドレッシングや麺類の汁も要注意で、汁などは出来るだけ残すようにし、ドレッシングはレモンなどが主体のノンオイルのものが良いのですけれども、用意のない店もあり、普段からドレッシングを使わず、素材そのままの味に慣れておくことも大切です。
高血圧なら外での飲料物にも注意し、血圧安定効果が認められたコーヒーを選び、血圧を高めるとされるコーラや、肥満の元になる糖分が高すぎるソフトドリンクは避けた方が良いでしょう。